5月の茶席菓子としてよくつかわれる、かきつばたを模した『唐衣』。
その名の由来は、一句のうたにあるのだそうです。
*唐衣 着つつなれにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思う
在原業平
都に残してきた妻をしのんでが詠まれたうたなのですが
この歌をひらがな表記にして句頭を拾ってみると。。。
*からごろも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもう
「かきつばた」になるのです!
ゆでたまごで作る黄身あんを、かきつばたを思わせる薄紫のういろうでやさし
く包んでできあがります。
色合いがとってもきれい。
かきつばた を折り込んだ歌と、深いかかわりがあるとは。。。
う~ん。和菓子って奥深い!
スタッフ末永