北千住店では、松本寛司さんの木工に加え、日本各地の様々なかごが展示されています。
日本人は、昔々からかごやざると共に暮らしてきました。用途に合わせて、風土に合わせて…
つくづく昔の人は季節や自然に逆らわずに生きていたんだなぁと尊敬します。
収穫した果物を入れるかご
野菜を干すかご
お米を研ぐかご
肥料を入れるかご
買い物に使うかご…
毎日使うものだから、機能的で丈夫でなくてはならない。そうやって昔の方は考えて考えて様々な編み方や組み方を生み出しました。その丁寧で繊細な技術は美しさも兼ね備えています。
現在はその伝統が形を変えたり、用途を変えたりして、今の人たちにもしっかりと引き継がれています。
今となっては数少ない職人さんが、心を込めて作ります。私たちが到底知り得ない手間と時間をかけて。
確かなものは、世代を超えて必ず残ります。使い捨ての時代が見直されている今、またその確かなものと向き合う機会なのかもしれません。
本当に残していきたいものが、日本には沢山あることを実感する毎日です。
スタッフ 岡田