美しい木目。
イサドさんの作品に触れると
木の息づかいが聞こえてくる。
木取りの巧みさは
木、そのものの美しさに光を当て
際立つように輪郭を浮かび上げる。
イサドさんの仕事は、
食材の持ち味を存分に生かす料理人のようだ。
手削りや渋、時には製材時に出た鋸目跡もそのままに
木肌に加えられるのは、ほんの少しのこと。余計な施しがない。
その控え目な加減が、確かな手触りのよさと質感のよさを生み出している。
素材の持つ、自然のうまみ、を引き出すための
隠し味的なスパイスのように。
前に出すぎず、かといって引きすぎることなく、絶妙な塩梅で。
カッティングボードという名の
持ち手のあるボード
まな板として、朝食のフルーツをカットしたり
チーズやドライフルーツをのせてワインのお供に添える器としても。
オードブルや焼き菓子をのせるのもよいですね。
マグカップと木の器展、残すところ
あと一週間、となりました。
工房イサドさんの作品
ひとつとして同じもののない質感
すべらかでなめらかな木の感触…
ぜひふれて頂きたいです。
スタッフ 西川