山本さんのシェーカー様式の家具は
すべてが柔らかい。
それは、
からだに触れる部分、
手をかける部分、
そのすべてが曲線を描いているから。
何気なく手にする持ち手、
裏面は丸く削り込まれています。
指を添えた時に伝わるこの優しさ。
あたりまえのようで
あたりまえじゃないこの細かな作りは、
シェーカーの人々が生み出し、
国境を越え、長い年月を経てもなお
支持され愛され続ける理由だと思います。
シェーカー家具オリジナルの寸法から
習作されたチェア。
その昔、
シェーカーの人々が林檎の皮をむいたり、
日々の作業や暮らしのなかで使った椅子なのだそう。
座面は左、右、どちらを向いてでも作業できるよう
半円に近い形。
「作業のための必然の形を感じ取れる椅子」
と、山本さんはお話されます。
と、山本さんはお話されます。
従来のチェアは、
背もたれの高さが作業の邪魔にならないよう
低めに設定されていますが、
山本さんが現代の日本の暮らしに寄り添う椅子へと
リ・デザインされたのが
リ・デザインされたのが
今回展示されている「くるみのスピンドルチェア」
背もたれの角度、
高さを使いごこちのいいものに変えられています。
食事をしたり、
読書をしたり、
裁縫をしたり。
長時間座っていても
からだに負担なく心地良い時間を過ごせるよう
仕立てられています。
ナチュラルなくるみの色、艶、
赤ちゃんのようにすべすべな木肌。
近くで見て触れて、座って、
が叶えられる貴重な機会です。
ぜひ、お時間を見つけて
体感されてみてください*
山本美文 : 胡桃-くるみ-のスピンドルチェア
スタッフ 和田