シルバーウィークとともに始まった『武井春香bag展』。
他府県からお越しくださる方も多く、
毎日本当にたくさんのお客様に
武井さんのバッグをご覧いただいてます。
中でも柿渋の人気は根強い。
柿渋で染められたバッグに魅せられ
心を奪われてゆくお客様の姿を
何人も何人も見届けることができました。
武井さんのご実家は柿農家。
ごろごろ、と身近に転がる柿を
どうにかものづくりに生かせないか、
また、伝統技法である柿渋染めを来世にも
伝え続けていきたい。
その想いで始められました。
鉄と反応させると黒色に変化する柿渋。
ストライプやドットは先に模様を入れ、
その後全体を染めこむ2回染めになっています。
布以外にも壁など、
柿渋は古くは塗料としても使われていて
染めると布に張りが生まれ、硬く丈夫なものに。
おかげで、
裏地なしのタイプでもしっかりとした生地合い。
軽量なのにたくましい、なんて
とても嬉しいかぎりです。