萬器にお勤めしていてよかったこと その1…
お客さまからのお手製の差し入れや
山里から届けられる 四季折々の恵みの幸
そのおこぼれに授かれること
今夜は、丸ごと持ち帰らせてもらった
道産子かぼちゃんをコロッケにした
種がびっしり詰まったかぼちゃんは
包丁を入れるのも一苦労
下ごしらえに いつもの倍はかかってしまったけれど
その甲斐あって
ほっくほく、の、ぽっくぽく、栗のような甘み
芋栗南京が苦手な長男も
「うーん、おいしー!」が止まらない
お店のバックヤードに
時折置かれている こうした贈り物が
山の便りとなって、季節を知らせてくれている
そんな恵みが常日頃となっているのはひとえに
お客さまとお店、だけではなく
人と人、としての関わりを結んできた
積み重ねてきた結果、なのかもしれない
その歴史の産物にあやかれているのは
本当にありがたい
大概の欲しいものは、クリックひとつで
手に入る時代だけれど…
お店、空間、そしてやっぱり、人なんじゃないかなと
しみじみ…
感慨にふけった夜なのでした
萬器にお勤めして、何よりよかったこと
そんな人生の大先輩方の背中を
日々近くで見つめていられることなのかもしれない…
今宵もごちそうさまでした
スタッフ 西川
スタッフ 西川