主婦だけあって、
365日ほぼ台所に立ち料理をされてる角さん。
そんな角さんだからこそ、
生まれてくる器にも説得力があります。
「毎日使うんだから、軽いほうがいいよね。
軽くしたいから、薄く、薄く作りたいの。」
そう、
角さんの器はほんとに薄い!
そして驚くほど軽い。
指ではじくと、高い金属音に似た音が響く。
陶器、陶器なのに!
自ら掘った信濃の煉性の強い土が
堅く焼きしまる性質をもっているそう。
「 土のおかげ。 」
と角さん。
どこまでも謙虚です。
でもほんとに丈夫。
華奢なようで全くもってたくましい。
欠け、チップ、ヒビ、割れ。
角さんの器にはほぼ無関係のような気がします。
金継ぎで持ち込まれるもので
角さんの器は見たことがないかも。
それほど丈夫。
丈夫さ、って、
毎日、毎食づかいにふさわしい器の
第一条件ですよね。
これは譲れない。
白釉も黒釉も、
どちらにも偏らず人気な器たち。
白釉には
土の荒さを残し
線画も濃くはっきりと。
黒釉には
鉄錆びの風合いをのせ
マットでしっとりと。
白には白の、
黒には黒の、
それぞれの料理を引立たせるちからがあります。
3~4人分はたっぷり入る
モダンな顔のポットは定番の人気者。
スタッフ 和田