2016-08-20

かぶせプレート と きゅうりサンド


今日のお昼ごはんに持ってきた
きゅうりサンドを
かぶせプレートに。


1本分のきゅうりと
少々の葉ものと少しのチーズ。

具はほとんどきゅうり という
かっぱも喜ぶきゅうりサンド。


こんな地味なサンドも、
乙な食事に仕上がる
スペシャルな平皿。



先日もお話したように、
平皿はガラスワークの中でも
巧みな技術が必要とされます。

重力に逆らって
おもたいガラスの生地を
平たく仕上げることの難しさ。

鉢よりも、グラスよりも
その難易度ははるかに高い。


垂れる、反れる。

一瞬の見極めが要されます。
作業のなかでも緊張の瞬間。

この一瞬に、
横山さんはどれほどの神経を使われるでしょう...


その困難な工程を、
2度は行って


「 1日に1枚、作れたらいいほうよ 」


と横山さん。


1日にゼロのときもある・・・の?

時間と気遣いを費やしながら窯に火を入れ、
それで1日ゼロ・・・?
そんな、、、

完成するものより、
ボツになるのほうが断然多いのだと。

あたりまえのように
今こうして存在するけれど、
それは決して当たり前なんかではないのです、よ。


横山さんのガラス作家としての情熱が
ひと手間が、使い手への想いが
叶えてくれています。


ただ美しいだけでなく、
機能美にも長けている平皿。


単色なサンドイッチも
こんなに素敵に。


朝食のスクランブルエッグ、
デザートの桃のコンポート、

お夕食には夏野菜のかき揚げや
サーモンのウィンナーチシュニッツェル。


あぁーーいろいろ盛り付けてみたい!
どんなお料理も、きっと素敵に演出してくれる。
想像がどんどん広がってゆきます。

器好きを満足させてくれる、
ごはん好きを楽しませてくれる、
高価だけれど、
その分だけ価値ある器です。




スタッフ 和田