啓蟄のころよりはじまった中里花子展
三寒四温を繰り返しながら
春の芽吹きとともにあった会期
気がつけば春分を過ぎ、
monohanakoとの蜜月も、あと数日となりました
「 皿 」に焦点をあてた今年の中里花子展
ひらひら、チャクラ、ハニカム、ダブルリップ
四方、長方、豆、尺…
土に触れ、轆轤とともに奏でられたリズムは
どの作品からも溢れていて
尺皿でさえ、流れるような軽快さを纏っていて
花子さんの轆轤の素晴らしさを
「 皿 」というテーマが
とりわけ際立たせているように感じます
横姿が美しいダブルリップ
高い技術なくしてはできない表現
春の淡い光に透き通る
無垢な美しさと
こちらの所作まで正されるような
品のよい佇まい…
触れて、見て、感じて いただきたいうつわ
まだまだ揃っています
どうか今年も最後まで
monohanakoたちを
たくさんの方々にご覧いただけますように
スタッフ 西川