2017-03-30

正木春蔵さんの春の染附

春うらら。
そんな言葉がぴったりな
3月最後の木曜日。
春の店内に、
正木春蔵さんの染付たちが
たくさん並びました。



染附 市松文輪花豆皿
呉須の濃淡が効いた市松模様は
正木さんが描く文様の中でも人気のもの。
品格さえ感じさせてくれます。
ちいさな ちいさな 豆皿。
お醤油といれたり香の物。
朝食の梅干しや佃煮に。
お重やワンプレートの中で
アクセントとしてお使いいただいても。
染附 島嶼文蕎麦猪口
島嶼(とうしょ) とは、
大小さまざまな島々のこと。
古九谷を彷彿させる文様、呉須の濃淡。
正木さんの卓越した技術と、
洗練されたセンスから生まれる
この世にふたつとない染附です。
タンバン呉須 魚文深皿

7寸× 高さ4cm

鯉がひらひらと、
躍動感溢れんばかりに描かれています。

パスタ、カレー、煮物、サラダに。
ご馳走さまをした後も楽しめる。
そんな愉しく贅沢な一枚です。



奥ゆかしさ と 遊びごころ

を持ち合わせた正木さんの色絵、染附。
涼爽を身近に感じ始めたこれからの季節に
おすすめしたいうつわ です。



スタッフ 和田

2017-03-28

常設いろいろ

おはようございます。

3月28日。

指折り数えると、もう暦は4月。
柏本店、北千住店ともに
常設の風景がしばらく続きます。

旬の食材が豊富になる頃。
山の幸海の幸。
美味しい春ごはんに似合う器が並んでおります。


山口利枝 / 木の葉皿

カレー、パスタにおすすめです。
とっても食べやすく、手取りもいい。

一柳京子 / マグカップ

マットでなめらかな指触り。
モダンを極めた一柳さんのカップは
コーヒー紅茶、ほうじ茶、ラテ…
どんな飲み物も似合ってしまう。

大谷哲也 / 平鍋 深 Φ21cm

耐熱土鍋はこれからの季節も活躍します。
パスタソース、春野菜のポタージュ。
テーブルへそのままサーブして出来立ての春を召し上がれ。


 小川博久 / 灰釉端反鏡小鉢・小皿

従来のものより
釉の透明度と明るさが格段にあがった
小川さんの灰釉。

清々しく、貫の入りがとても美しい。

銘々の取り皿的にもお使いいただけます。

和え物、香の物、果物皿としても。


飯塚直人 / 漆器椀

ぽってりとした椀らしいかたち。
でもほのかに清楚な佇まい。
手取りも軽やかに、使い心地のよい椀です。



スタッフ 和田

2017-03-25

デイリーウェアを春に

 3月ももう終盤。
早いですねーーー!
今日もぽかぽか、
陽射しがあたると
とても心地がよいです。
『 デニム と シャツ展 』
今回もたくさんのお客様が
お気に入りの春服、コーディネートを見つけて
お帰りになられています。
「 やったワ、これでいつでも春いらっしゃい♪ 」
と、
それぞれに素敵な春をお持ち帰りされるお顔は
ほんとに幸せそうで。
みなさまのとびきりの笑顔を見ていると
私たちもすごく嬉しい!

そして、
お似合いになる春服探しのお手伝いができることが
また嬉しくもあります。
シルエットはもちろん、
縫製のラインが最高に美しいdaskaのデニム。
daskaさんのステッチがとても好きです。
フレア、スタンダード、
メンズライク、女性らしい柔らかなデザイン。
似合うシャツはほんとにそれぞれ。
新しい出逢い、挑戦、発見もあり。

またそれも楽しい瞬間
春の陽射しに眩しい
白シャツ と デニム。
最強コンビです!

スタッフ 和田

2017-03-24

「再入荷しました!安福さんのミニココット」


速報〜!朗報!

安福由美子さんの 
ミニココット2種が
再入荷されました!


個展が始まり、
早々に完売してしまったものゆえ、
ご覧いただいてない方も多いことと思います。

それが嬉しい再入荷!


こちらも耐熱器なので、
直火、オーブンでもご使用いただけます。


ちいさなココット皿。

アヒージョや
ソースパンづくりに。

一人分の目玉焼きや
温野菜のチーズ焼き…
フライパンづかいもまたおすすめです◎


柔らかく湾曲した姿。
お玉を置いたり、
ティーストレーナーを置いたり、
テーブルの上でも活躍してくれそう。


ひょこん。
ちいさな耳付きがまた可愛い。。。



『 安福由美子展 』
本日最終日となります。


連日たくさんのお客様にお越しいただき、
また、問い合わせも途切れることのない安福さんの器。
だからゆえの今回の特別な再入荷。


どうぞ、お出かけください!


………

北千住店にて
『 安福由美子展 』
本日3/25(土) 10:00-19:00まで




スタッフ 和田

2017-03-21

中里花子展、あと数日


啓蟄のころよりはじまった中里花子展

三寒四温を繰り返しながら
春の芽吹きとともにあった会期

気がつけば春分を過ぎ、
monohanakoとの蜜月も、あと数日となりました



「 皿 」に焦点をあてた今年の中里花子展


ひらひら、チャクラ、ハニカム、ダブルリップ
四方、長方、豆、尺…


土に触れ、轆轤とともに奏でられたリズムは
どの作品からも溢れていて
尺皿でさえ、流れるような軽快さを纏っていて

花子さんの轆轤の素晴らしさを
「 皿 」というテーマが
とりわけ際立たせているように感じます







横姿が美しいダブルリップ
高い技術なくしてはできない表現

春の淡い光に透き通る
無垢な美しさと
こちらの所作まで正されるような
品のよい佇まい…



触れて、見て、感じて いただきたいうつわ
まだまだ揃っています


どうか今年も最後まで
monohanakoたちを
たくさんの方々にご覧いただけますように




スタッフ 西川


貫入の美しさ

「貫入」とは、釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことです。


作り方によっても、素材によっても貫入の入り方は様々。
最初から貫入が入っているものもあれば、使ううちに次第に入っていくものもあったり。
それが味わいとなり更に素敵な器となるのです。

そんな様々な貫入がある中、花子さんの器に入る貫入が私は大好きです。
ランダムに、時に大胆に、時に控えめに…ひとつとして同じものがない、きっと作ろうと思っても作れません。
作ったそのときのタイミングや偶然、必然、色んな要素が重なってできる芸術です。




さりげなくその器のアクセントに。
私の大切で大好きな器です。



スタッフ 岡田

2017-03-20

そのかたちに隠された能力

直線がきれいに伸びた
ましかくな形。
角皿。
丸皿を並べるよりも
食卓に無駄なスペースを作らず、
すっきりとしたコーディネートができるかたち。
主菜に、銘々皿に、
ケーキ皿、サラダにフルーツに。
余白の美を活かして
どうぞ盛り付けてみてください。
きっと、
びっくりするほど
活躍する頻度が高いです。
そして、いつもの食卓に
そっと品格をも添えてくれます。
こちらはアンニュイなグレーの釉に、
繊細に入り込んだ貫入。
白よりもグッと大人っぽく。

端に表れているのは
花子さんの指の跡。

両端に手を添え、
釉薬に浸けたときにできるものが
そのまま表情に。

花子さんにかかれば
こんな作陶の跡もアートに変わる。

あぁ、花子さんの柔軟な発想力には
いつも感心しっぱなし。

花子さんの発想力は
無限大なんじゃないかしら。

そういつも感じさせられます。

作陶を愉しむことを忘れず、
自分らしさを惜しげもなく盛り込む。


自分らしさ = 個性


一歩間違うと
その個性は独りよがりになり、
使い手には押し付けがましいこともある。

でも花子さんの器にはそれがない。
押し付けがましさなんてこれっぽっちも感じない。

それは作陶というものに
いつも素直に向き合い、
基本に忠実な器づくりを守られているからだと
思います。

基礎がしっかりしていると
絶対にブレない。

これは器づくりに限らずに
言えることですね。

今回は様々なバリエーションのなかから
お選びいただける貴重な機会です。

花子さんの柔軟な発想力から生まれた
monohanakoの角皿たち。

一味も二味もちがいますよ。



スタッフ 和田

my daska

4年前に購入したdaskaのジーンズ。

今では色も良い感じに落ち、くったりと柔らかくなりました。

最初はハリがありますがリネンが入っているデニム生地なので、経年でこの風合いになります。


時と共に変化し自分色に染まっていく。
器もそうですが、本当に良いものは半永久的に変化し続けながら自分の側にいてくれます。
ますます愛着が湧くものに…

これからも大切に大切に同じ時を過ごしたいと思います。


スタッフ 岡田

2017-03-19

時を経たような

安福さんの施す錆は本当に美しい。
まるで何百年も時を経たような、静かで味わいのある佇まい。

ご本人も古いものが大好きなのだそう。
何度も試して研究を重ねてこの風合いに辿り着いたのです。

使い込めばさらに味わいが増し、自分との時の経過を器に刻み込むことができるはず。

ほっと一息、心も静かに穏やかになれます。

この風合い、ぜひ目で見て手に取って感じて欲しいです。


スタッフ 岡田

2017-03-18

中里花子 / 目に留まるは、美しき緑釉

 スっ、スっ、と。


ダイナミック かつ
リズミカルに刷毛が走る。

躊躇いなく、
迷いなく、
ただイメージどおりの動線を器に描いてゆく。


きっと、
瞬時に生まれる刷毛目模様。

 一定のリズムに乗り、
ただただ心とからだが赴くままに。
花子さんは素直に手を任せる。

花子さんの器づくりを
めいっぱい感じるのことのできる作品だと思います。


ちょっとしたお茶菓子をのせても
表情がこれほどまでに豊か。


今回の展では、
緑釉のもののみ素地を黒土にしています。

だからこその
濃淡のコントラスト、
光によって見え方が変わる刷毛目の表情。


もう、なんて美しいの!


良き器であり、
食材や料理の良き背景でもあり。



初日より、
とても好評いただいております。
やはり目に留まる器 なんだな。
選ばれるお客様を見ていても
このことを実感します。
お日様明るく心地よい土曜日。
今日みたいな日は、
より一層この美しきコントラストを
お楽しみいただけると思います。
どうぞ、おでかけくださいね。

スタッフ 和田

2017-03-17

佇まい静かな


錆丸平皿


佇まい静かな
安福さんの錆釉の器

黒と錆、
ふたつが融合し複雑な深みのある表情を見せている




安福さんの器に
盛り付けると、どこか絵画的な陰影をもつ
洗練された景色が生まれる


料理が盛られたときのイメージが
しっかりと頭の中に描かれながら
作陶の手が動いていることを
感じずにはいられない


デザインだけではなく
もちろん、手取りのよさも

軽くて丈夫、
重ねやすく収納しやすく

使い手への思いやりが伝わります



錆長方鉢には
ドライの実ものを

朽ちた雰囲気がよく似合う





小さなモチーフを集めたような
豆皿、小皿たち

かたち、色、質感…
いろいろ並べて楽しみたくなる






八角皿に淡いグリーン
そら豆のベットみたいに

八角皿は
サイズ、色、いろいろとお選びいただけます




耐熱器だけではなく
幅広い表現、様々な仕事


安福さんの静かで美しい世界を
どうぞ多くの方々にご覧いただけますように




スタッフ 西川




安福由美子 / くらしの花器、日々の板皿

季節の花を一輪。
家の中にあるだけで
空間が華やぎ気持ちを高めてくれる。
そんな暮らしのなかにそっと、
花を、季節を楽しめる花器が
ここにたくさんあります。
気負わない、
さりげない、
家サイズにちょうどいい花器たちです。
ただただ真っ直ぐに、
美ラインでしあがった板皿。

すっ。。とした直線。素敵だな。


スレートプレートのように
様々なお料理をのせて楽しめそう。

チーズのオードブル、
パウンドケーキやロールケーキも
余白を均等にのせられて。

マットな質感、
スムースではないからこそ
風合いと存在感の強さがある
安福さんの黒釉錆。

花器もうつわも、
とても素敵です。



スタッフ 和田