2016-11-23

漆器をつかったお食事会


春、秋と続いて、
3度目の食事会が先週行われました。

今年最後の食事会。
テーマは 漆器をつかったおもてなし。


お客様はもちろん、
家族や友人との集まりが増える
これからの季節。

そんなこれからに嬉しいレシピと
漆器づかいを楽しんでいただきました。


今回は、
赤木明登さんの 切溜と大皿 が主役です。


江戸時代から存在し、
庶民の人の暮らしに重宝されていた切溜。

料理の下ごしらえに、
切りわけていったものを
順におさめていくものでした。

その切溜が、
赤木さんの手により
ぐっとモダンに、ぐっと軽やかに。


ミニマムな暮らしが好まれる現在(いま)に、
素晴らしくリンクした漆器なのです。

だからこそ、
需要が高い、赤木さんの切溜。


その切溜を
もっと身近に、
いろいろな使い方を知って
もっと楽しんでいただきたい。

そんな想いをこめた
今回のレシピづくり。


トレビスと柿を
いっぱいに敷き詰めて。

カッテージチーズをアクセントにすると
3色がお互いを引立たせ合います。



赤紫、橙、白が重なりあう
あたたかみのあるサラダ。


緑だけがサラダじゃない!

切り分けたパンを切溜に。
そしてテーブルへと運び
銘々に手を伸ばす。

鉢でも皿でも、バスケットでもなく。
さりげないことだけど
乙なおもてなし。


メインで登場しがちなローストビーフは、
登場の仕方を変えるだけで
わっ。と歓声のあがる一品に。

ガーリックを効かせたチャーハンと
ローストビーフ、アボカド。

男性ウケもgoodです◎


スイーツはChristmasを意識して
シロと黒の2色のケーキ。

ドラゴンフルーツ、
いちご、
ざくろの実をまわりに。

かわいらしく、かつ、
暖かさ感じる飾りつけになりました。

白漆がまるでパレットのようになり、
それぞれの色がくっきりと際立つ。

それは白漆ならではの
アンニュイな白のおかげ。


そして、こんな姿も。

食材やお料理だけじゃなく、
アレンジメントをほどこしテーブルへ。

漆黒な□の器に映える 花たち。
おもてなしを彩る格上の技。



いつもの料理も
切り口を変えるだけで
華のある前菜に、メインに、デザートに
いくらでも変身します。



料理に大切なこと。

- 想像力 と 創造力 -


味覚も色彩感覚もにも
興ずること。



気忙しい年末年始、
せっかくだからここぞと楽しみましょう。

みなさまがこれから迎える
おもてなしやお料理の場が
少しでも愉しく、晴れやかな時間となりますように。


そんな願いを込めた
2016最後の食事会。

ご参加いただいたみなさま、
ありがとうございました。


また来年度もお楽しみに*

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今回登場した 漆器 たち。


昨今赤木さんが力を入れられてる「白漆」



金箔をあしらった「古銀大皿」



そして、「切溜」


今週末スタート、
『漆器・赤木明登展』で登場します。

ぜひ、おでかけください。


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北千住店にて

-ハレ-季を感じる日本のうつわ
『漆器・赤木明登展』
11/26(土)-12/8(木)
10:00-19:00
会期中無休
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※長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。



スタッフ 和田