2016-09-12

限りなく自然なカタチ

北千住にて『小野象平展』、2日目が終了しました。北千住のお祭りを楽しみつつ、沢山のお客さまに来て頂きありがとうございました。

まだ30歳とは思えない、味わいや渋味のある作品たち。お話すればするほど、陶芸へ込める想いの熱さが伝わってきます。

なるべくケミカルなものを使わない、できる限り自然なものを作りたい、と象平さんは言います。

窯の温度、圧、風などで、同じ釉薬を使ってもまるで違うものが生まれます。
それは何が出来るかわからない面白さがありますが、とても不安定でリスクが沢山あるそう。
安定した作品を作れるような方法もあるそうですがあえてそれを行わず、自然に任せて生まれる作品を大切にしているそうです。

だからこそ一期一会の出会い。
二度と同じものには出会えない。

作品ひとつひとつを事細かく解説する象平さんの姿を見て、本当にひとつひとつに物語があり、貴重なものなんだと改めて感じました。陶芸はとてもロマンチックだな。


高知で作陶している象平さん。
東京へ来て見たいものや行きたい所はありますか?と尋ねたら、それより早く帰って作りたいと。

作品が生き生きとしているのは、このほとばしる情熱があるからなのですね。


本日も象平さんが在店してくれています。色んなお話を聞いてみてくださいね。作品への想いが更に深くなるはずです。


スタッフ 岡田