2016-08-02

食事会を終えて・・・


7月の第4週目の4日間、
萬器オリジナルの食事会が開催されました。


今年度2度目の食事会。
テーマは -旅の余韻をテーブルに-


国内はもとより、
海外に出かけたりすると、
旅のみやげに買うものはその土地の銘菓だったりするけれど、
案外、その地でないと味わえない
食材や調味料があるのです。

その国、土地ならでは
気候や暮らしに根付いた味。


いつもの日本では叶わない、
その独特の風合いを自分のなかに閉じ込める。



- 食に広がりを -



今回は店主が6月に旅した
Parisの味を表現しました。


Parisは世界屈指の農業大国。

週末にはあちらこちらでマルシェが開かれ、
フルーツ、野菜、乾物・・・etc
彩り豊かな食材たちがそれはそれは見事。


食自給率はなんと120%。
素晴らしいです。

広大な土地で豊かに育った食材を
見て、食べて、感じて。。。



そんなParisの味が映える器に選んだのは
横山秀樹さんのガラス と 阿部慎太朗さんの輪花皿。


横山さんのガラスは
今週末よりスタートする個展でもメインになる
人気のスモークグレーのガラス器を
幾パターンにも表現しました。















・涼やかな前菜からはじまり、
・アーティチョークのソテー
・パリソワール ( じゃがいもの冷製スープ )
・牛ステーキの彩果添え
・フランスで見つけたきのこのリゾット


盛り付けやすく
料理映えるのする器たちを
前菜にも、メインのお肉料理にも、そしてデザートにも。


ガラスだから、という概念はいっさいなし。
実はあらゆる角度から楽しめるガラス。


透明感、軽やか。
やはり今の季節、
いちばん使える、使いたい器なのです。





食後のリラックスティーには
パり老舗のハーブ薬局
Grande Herboristerie Medicale de la Place de clichy
レモングラスのハーブティを。

..


人は長い時間をかけ、
食べる という経験を重ねて
応用が利くようになるもの。


「 あ、この組み合わせ、あのレシピにも使えるかも。」

「 この味、あの料理に合うかな?」


というふうに。
食べることで自分の感性を触発し、
料理の楽しさ、食べる楽しさを
また強く実感するのだと思います。



みなさまの食へのこだわり、
私たちは触発できたでしょうか?


毎日当たりまえのことだからこそ
楽しみをもち、広がりをつなげていただければ幸いです。



今回感じたこと。

赤、黄色、グリーン、ブラウン。
夏限定の彩りの豊かなお料理たちが
彩度のおちたスモークグレーによく似合う。


アンニュイなグレー。
横山さんがロンドン・エッグギャラリーの
オーナーにオーダーされ作り出された色。

この色にたどり着くまですごく時間がかかりました。

ストイックに製作をされる横山さんが
納得のいくまで作り出しできあがったグレーなのです。


落ち着きがあり、
さらに食材が際立つ色。


虜になるのに、
時間を要さない魅力的な色味です。



萬器店主も惚れこむ
横山さんのスモークグレーなガラス器。

いよいよ4日後お披露目です。


ぜひ、ご覧いただけましたら幸いです。



今回も大好評に終えた 食事会。
次回は秋に....

どうぞお楽しみに*





スタッフ 和田